景品の取り揃えは重要事項です

賞品は充分取り揃えて下さいね

【賞品は充分取り揃えて下さいね】
風営適正化法には面積関連の規制も多いのですが、パチンコ店にも10%規制というものが数年前までありました。

 

これは賞品コーナー(カウンター内+カウンター外の賞品陳列スペース)の占有面積が客室面積の10%以上必要というものです。

 

趣旨は、賞品取り揃えのためです。風営適正化法施行規則36条2項2号には次の記載があります。『客の多様な要望を満たすことができるよう、客が一般に日常生活の用に供すると考えられる物品のうちから、できる限り多くの種類のものをとりそろえておくこと』です。

 

 

この10%規制は今はありません。最近改装されるホール様の中には、賞品コーナーを縮小される方もおられます。

 

 

しかし、この規制が復活するかもしれません。理由はご想像の通り、賞品の取り揃えが不十分だと警察庁が考えているためです。

 

 

ホール関係5団体は平成18年に『ぱちんこ営業に係る賞品のとりそろえの充実に関する決議』を行い、賞品取り揃えの充実を自主目標として進めてきました(もちろん上記のように法的にも取り揃えの充実は義務です)。

 

 

しかし、なかなか進まない対応に業を煮やした警察庁が平成25年に通知を出し、『由々しき事態』『賞品となる物品の更なる取り揃えの充実に努めるようにされたい。』と警告を発しております。

 

 

 

それから4年が経過しておりますが、取り揃えに関する警察庁の視線は厳しいものがあります

 

 

 

先日1月20日の警察庁保安課長の行政講話でも取り上げられておりました。『遊技客の多様な要望を満たすように多種多様な賞品を取りそろえることは、非常に重要なことであり、業界においてもその重要性を認識しているからこそ、前述の決議がなされたものと承知しておりますが、この達成状況は未だ不十分であると感じております。

 

 

 

現場においては新規申請時には、賞品コーナーの写真+賞品リストを提出します。賞品コーナーの面積を縮小するような変更承認申請時にも賞品コーナーの写真は添付します。その写真を見て、不十分と思われると詰問されます。また、賞品の数は必ず数えられます。

 

 

警察からすると「規制緩和してやったのに、言う事を聞かないとはけしからん」といったところでしょう。規制復活の話は確定ではありません。所轄の担当者レベルでの考えです。ただ、一連の流れを見ていると、このままで状況が変わらないのであれば、何かしらの措置が取られることは十分にあると考えます。

 

 

ですので、ホール様におかれましては賞品取り揃えに関して十分に配慮するようにお願い致します。

関連ページ

保護対象施設の調査は骨が折れます
保護対象施設の調査の記録です。
分割(合併)は慎重に!
パチンコホールの分割・合併についてのブログ記事
島に全台ベニヤで、島撤去!?
見通しを妨げる設備についてのブログ記事
マル優は本当にお得なの?
マル優取得のメリット・デメリットについてのブログ記事
御上(おかみ)には逆らえませんね
風適法運用についてのブログ記事
これからは人手不足が経営リスク
今後労働人口の減少により、人手不足が深刻になります。パチンコホールにとっても経営リスクになります。
今更ですがパチンコ店は4号営業です
平成28年に風適法が改正され、パチンコ店は7号営業から4号営業に変わりました。
不便なホールがあります
営業マン時代に気付いた不便なホールの話
相続登記は面倒になる前に!
相続登記はいつまでが期限なのかについてのブログ記事
相続放棄は厳密です
相続放棄には期間などの要件があり、家庭裁判所への申述が必要です。
パチンコ店長が関与したとされるサクラ問題を考える
ある関西地元パチンコ店の店長がサクラを持ち掛けたとされる問題を説明
相続はよく''争族''などと言われています
相続において親族間での争いが増えております。
それは無承認変更です。
使用していない賞品(景品)カウンターを閉鎖している場合は、無承認変更にあたるかもしれません。
保護対象施設の調査は骨が折れますA
開店予定地の近隣に保護対象施設があると、風俗営業の許可は下りません。実体験を元にした解説です。
共有名義の不動産について
例えば、夫婦などで共有名義の不動産については注意が必要です。
研修の講師してきました(曽根崎遊技業組合様にて)
当事務所ではセミナーや研修の講師をお受けしておりますが、今回は曾根崎遊技業組合様にてコンプライアンス研修を実施しました。
NPO法人と一般社団法人の比較
公益を目的とする場合にNPO法人と一般社団法人の設立が考えられます。両者の比較をしてみました。
NPO法人と株式会社との比較
NPO法人などの非営利法人と株式会社などの営利法人は何が違うのかの説明です。
民法大改正@ (連帯)保証
身近な民法が大改正されます。普段の生活に関係のありそうな部分を解説します。
民法大改正A 敷金について
民法大改正の中で、身近な敷金についての改正部分を解説します。
民法大改正B 約款
民法改正により定型約款に関する条文が新たに追加されました。
サクラ店長のその後と危機管理
あるチェーン店における、店長によるサクラ問題を基にして危機管理を考察します。
民法大改正C 時効
民法の改正により、時効制度は大きく変わりました。
民法大改正D 番外編/消費者契約法改正
民法改正とともに消費者契約法が一部改正されて、消費者保護が図られています。
『ガチャガチャ』をパチンコ店に設置しても問題ないのか?
ガチャガチャをパチンコ店に設置することが法的に問題ないのかを検証しました。
保全対象施設との距離規制〜学校の目の前にパチンコ店ありましたよね〜
風俗営業の許可条件のひとつである、場所的条件の解説です。
『死後離婚』って何ですか?
最近世間で話題になっている『死後離婚』についての説明です。
親(身内)が認知症になった時の法的問題〜任意後見契約〜
親などの身内が認知症になった時に、法的にどのような問題が生じるのか解説します。
相続登記が義務化の方向へ
現在任意である相続登記を義務化する方向で検討が進められるようです。
配偶者居住権創設へ
相続に関する民法改正案が2018年通常国会に提出される模様です。
中小企業の労務問題〜とあるパチンコホールにて〜
とあるパチンコホールを実例にして中小企業の労務問題を考えます。
民泊の種類別比較
合法民泊の中心である住宅宿泊事業法による民泊、特区民泊、旅館業法による民泊を比較してみました。

トップ 業務内容 行政書士紹介 事務所概要 Q&A ブログ お問い合わせ